薬事申請する仕事に転職しようか悩み中…転職に必要なものはなんだろう?

今や終身雇用という考えは廃れてきていますし、今の会社に思うところがあり転職を検討中です。
とはいえどこも不景気で給与アップは望めない、といった時に薬事申請業務のお仕事を見つけました。

高齢化により医療や介護の世界が引く手あまたとなっているようですが、血を見るのは苦手だし体力もない方なのでちょっと難しそうです。
でも薬に関係することなら直接現場に関わることも無く、なんとかやっていけるのではと思い詳しく調べてみました。

専門的な英語力が必要不可欠!

薬事申請のお仕事、医薬品や医薬部外品を製造販売・輸入販売するために厚生労働省から承認を得るというのが業務内容のようです。
やはり患者さんやお年寄りと直接触れ合うことはあまり無いみたいなので安心です。

申請して承認を得るためには、製品の構造や品質・治験データなどを知ってアピール出来なければなりません。
そのため製品の開発や分析・治験を行っているチームの方々と接して、情報を収集していくのです。
それだけを聞いたら簡単そうですが、彼らは日本人とは限らずむしろまだ日本で承認されていない薬なのですから海外の方がほとんどです。
特に資格というのは不要なものの、専門的な英語力は必要不可欠のようです。
何しろ使われるのは医学や化学などの特殊な言葉ばかりなので、日常的に英語を話せるだけではないのです。
それに、やはり実際に働くなら「薬剤師や総括製造販売責任者」などの資格は持っておかないと太刀打ち出来ないよう、難しいところです。

ファッションブランド名は読めるけど

ファッションブランド名なら読むことが出来ますが、医薬品に関してはお手上げです。
申請書類を書く上で読むだけでなく書くための翻訳力だって必要となります。
それに、多くの企業が薬事申請業務は経験者を募集しているのです。
全くの未経験・関係の無い分野からの転職というのは難しそうです。
人気の高いお仕事でもあるため、求人を見つけ出すこと自体も難しいのが現状です。

とはいえ、どうしてもなりたいという気持ちがあるなら、まずは必要であろう資格を得ること・そして英語力をしっかりと身につけることです。
更には転職エージェントに希望を伝えておき未経験可という求人が出た時にすぐに対応できるようにするしかないのです。
誰でも最初は未経験者、その道のプロとなるためにもこの世界になんとか入るすべを得ること・入った後も日々勉強でスキルを伸ばしていかねばなりません。

あなたが日本に取り入れた薬が人々を救ったり、逆に命の危険を脅かすことになるかもしれないのですから責任は重大です。